いまとなっては、インターネットを活用して生計を立てている私ですが・・・パソコンができなかったために、かなり苦しんだ経験があります。
【 職歴 】
旅行会社
国際旅行業務担当
↓
大使館
領事部 ビザセクション
↓
外資系 ITベンチャー企業
営業部 グループセクレタリー
出張手配担当 ( 派遣 )
最初の2つの職歴までは、パソコンを使った経験がありませんでした。( 旅行会社は専用端末、勤務していた大使館は超アナログでした )パソコンも使いこなせない、そんな私が、なぜ、外資系ITベンチャーに派遣されてしまったのか?いまでも、よく分からないです。
もしかして、大使館という職歴のせい? と、思っているんですが・・・大使館は、理由があってはいったので、面接していないんです。実力ではないですから・・・
勘違いは困りますね (>_<) 本音のところ、ITベンチャーという意味も、当時、よく理解していませんでした。
ま、旅行関連の知識を出張手配に生かせるとのことだったので、軽い気持ちで派遣会社からのオファーを受けました。でも、実際にスタートしてみたら、思いっきり場違いだったんです (ToT)
もう、地獄のような日々でした。
私を、外資系ITベンチャーに紹介した派遣会社を、何度、恨めしく思ったか知れません。 ( 人のせいにしちゃいけませんね ^_^; )だって、パソコンの苦手な人間が、どうして、ITなの~~~??
って、思いませんか? 訳がわからなかったですよ。本当に!! 何がなんだか分からない状況。
パソコンを一台、専用に与えてもらいましたが、自分ひとりでは立ち上げることもできない。かといって、誰も教えてくれるはずもなく、ポケーっとするしかありませんでした。その会社としては、できる人間が派遣されてきたとばかり思っているのが当然です。新卒じゃあるまいし、イチから教えてくれるはずもありません。専門用語は飛び交っているし、パソコンは分からないしで、毎日がパニック。屈辱の日々でした。
後ろのほうから、「 頭イタ~イ !!! 」「 頭、大丈夫??? 」とか、ふざけて声がかかってくる始末。隣の部署の皆が、からかって、後ろから、いろいろ言ってくるんです。( 平均年齢がかなり若かったので、学校みたいでした )今となっては、そうやって馬鹿にする気持ちも分かります。だって、あまりにもダメ人間でしたから。
業務内容といったら、出張手配だけじゃなくてなぜか、翻訳をしてと頼まれたり・・・
パニック、パニック、パニック!!!できるわけないんですよ。だって、英語といったって、普通の英語じゃないんですから!!!IT専門用語満載の英語です。それを訳せって言われても・・・
英語だって、得意じゃないですしね。
何回も何回もトイレに行って泣いていました。できない自分が、悔しかったんです。
その会社をすぐに辞めてしまうこともできましたが、それでは負けてしまう気がして、歯を食いしばりました。会社のほうも不思議と、毎回のように契約を更新してくれていました。外資系ベンチャーは、かなりドライですから、いつ首を切られてもおかしくありません。ヒヤヒヤしっぱなしでした。仕事が終わってから、毎日毎日、本屋さんに通いつめました。みんなを追い越したい、見返してやりたい、負けたくない、そう思って、パソコン関連の本、ビジネス英文Eメールの書き方、英文契約書、ありとあらゆる本を読みまくりました。
あのときの悔しさ、惨めさ、いまでも、忘れていません!!
でも、あの会社には感謝しております。だって、ITベンチャーなのに、パソコンが全くできない人間に対して、給料を払っていてくれたわけですから。ろくに仕事をできていなかったので、会社組織としては、お金の無駄です。
恥ずかしい話。マネージャーに名簿をつくって、と、依頼された際、データをプリントアウトして、ハサミでチョキチョキ切り抜き、セロテープでペタペタ貼って、提出していたような人間でした。( 常識で考えたら、エクセルでつくりますよね (涙) )
とんでもない人だったと、つくづく思います。電話を使っているのも、私だけでした。ほかの人は、Eメールでやり取りするところを、メールを書けないという理由で、電話を使っていたんです。
私を見る周りの目は、かなり冷ややかでした。「 頭イタイ子 」というのが私のニックネーム。
※ 頭イタイ = 頭がおかしい そんなダメダメ人間でも、得意なことはあったんです。出張手配を頼まれたときだけは、意気揚々と仕事をしました。ここぞとばかりに・・・飛行機の座席を一番いいところでキープしたり、機内食も、裏技を使って幕の内に変更してもらったり、出張先のホテルにもアーリーチェックインを同料金のままお願いしたり、他の人にはできないくらいに気を配って手配していたので、その点では、重宝がられておりました。それが、旅行会社での経験を生かすことのできる唯一のチャンスだったのです。出張手配に関しては、絶対負けてなるものか!!
そう思い、必死でしたね。でも、相変わらず、周りからは認めてもらえなかったです。
話しかけても、答えてもらうことすらできない、そんなこともありました。だんだん被害者意識が強くなり、自分の世界に入ってしまいそうだったので、休みの日には、大好きな輸入雑貨のことを考えるようにしていました。自宅にパソコンを購入したのをきっかけとして、輸入雑貨のネット販売を、副業でチョコチョコとやっておりました。それで、ある程度の収入が見込めるようになってきたんです。
自分の力だけでも、けっこう、お金を稼げるんだ!!!それが分かるようになってきたら、我慢して会社に行くのが馬鹿らしくなってきてしまいました。頑張っても頑張っても、認めてもらえないのなら無駄な努力をするよりも、自分の好きなことに時間を使いたい。そう考えるのは、おかしなことだとは思いません。
直属の上司であるマネージャーに、そのことを伝えました。そっけなく、「 分かった。もういいよ。今までありがとう 」こんな風に言われて、終わりかな!?そう思っていたんですが・・・
マネージャーが、思ってもみなかったことを言ってくれたんです。
「 小野さんには、正式に社員になってもらおうと、部長と話していたところなんだよ。最初は、どうなることかと思っていたけど、今まですごい頑張ったね。褒めたことなんて一度もないけど、すごいスピードで成長したこと、周りは皆、驚いてるよ。今回の契約が終わったら、社員になることを考えてみてくれないかな? 」
マネージャーがはじめて認めてくれたんです。ほんと、嬉しかったです。でも、私の気持ちは、すでにガッチリ固まっていました。輸入雑貨のことを考えたときのワクワク感を、再確認したときから、もう、他のことを考えられなくなっていたんです。
マネージャーの提示してくれたお給料は、決して悪いものではありませんでしたし、独立するとなると、生活も不安定になります。それを分かっていても、独立する決心は固かったです。マネージャーは、「 とりあえず、一ヶ月休んでいいから。その間に、よく考えて 」そう言ってくれました。その言葉をもらえただけでも、頑張った甲斐がありました。
かなり昔の話なので、皆がどうしているのか、今は分かりません。何度か、会社のメンバーで、一緒に飲みに行こうと誘われましたが、独立したばっかりで、お金もなく、そんな余裕がなかったんです。何度も断っているうちに、連絡も途絶えてしまいました。
苦しかったけど、懐かしい思い出です。あの時の私がいなかったら、今の私も存在していません。人は、切羽詰ると成長するものです。あのときに、追い詰められて追い詰められて、涙を流しながら踏ん張ったからこそ、鍛え上げられたわけです。あの時は、ありがとう。あんなダメ人間を育ててくれて、ありがとう。そして、いろいろ迷惑かけてしまって、ゴメンナサイ。心から、皆に伝えたいです。
※ 追記 ※
いまとなっては、パソコンに関して詳しくなりましたが、こうなる前には、苦しい状況を乗り越えてきました。自分の過去を書くことにより、このことを伝えたかったのです。だから、もし、いま、あなたが苦しんでいるのなら、歯を食いしばってくださいね (*^_^*)
その努力は無駄にはなりません。
大きな大きな収穫は、簡単に手に入れることなんてできないんです。少なくとも私は、そう思っています。情報過多になっている状況でも、このことを知っていたら振り回されることもありません。土地を耕し、種をまき、地道に水ヤリをして、そして初めて収穫ができるのです。
そのことをは、決して忘れないでください。偉そうに書いてますが、こうやって自分自身に、言い聞かせているんですよ(^。^)y-.。o○